『ウルフマン』
予告編が怖かった『ウルフマン』
観てきました。
監督:ジョー・ジェンストン
皆いやがるスピルバーグの後を継いで、『ジュラシックパークⅢ』の監督を務め、成功した監督さんです。
出演は ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス、エミリー・ブラント
好青年を演じるベニチオ・デル・トロですが、あの濃い顔で、どうにも裏がありそうな雰囲気を出してしまっていると思いこむのは私だけ?
ベニチオ・デル・トロは、プエルトリコ出身だからあの顔なんですね。
両親も祖父も弁護士という弁護士一家に生まれ、本人もそのつもりで大学に行っていたのに、よくあるパターンで、在学中に演劇に興味を持ちこの世界へ入ったという人物です。
先ほどいったとおりどうにも個性ある顔立ちで、演技も『チェ・ゲバラ』2部作であのイメージがとても強く、この主演にはもっと狼男とはにても似つかない優しい普通の顔を持つ人の方がいいと思いました。
もう一人アンソニー・ホプキンス
彼は出てくるだけで ゾッとする、凄い雰囲気を持った人です。
なんといっても『羊たちの沈黙』でアカデミー主演男優賞を取った演技は俳優の筆頭ともいう俳優です。
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』のレクスター博士がその演技の後ろにかぶってしまう、恐ろしい人に見えてきます。
今回はぴったりでした。
ウルフマンという題名から、B級映画の匂いがしてしまいますが、スタッフ、キャストも一流を集め、バカにした映画ではない出来になっています。
特殊メイクでは、アカデミー6回も取ったリック・ベイカーが行った特殊メイクが今回も高い評判をとっているそうです。(確かに怖かった)
かなり怖くて、暗くて、悲しい映画になっています。
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