建築士カトーのヒトリゴト

防犯の話の最近のブログ記事

防犯対策のヒント

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今までここで防犯対策をご紹介したり、ご紹介するために私が勉強した防犯対策をまとめてみました。


1.防犯カメラはアテにできない。写らない死角があると返って危ない。

 

2.警備用カメラは隠し、警備用カメラ作動中と脅し文句だけを表示する方が防犯効果がある。

 

3.警備会社が入っていても到着時間まで5分もあれば盗まれる。警備が入っている方が油断して入りやすいとう証言もある。

 

4.警備会社の到着時間を計って盗みに入る準備周到の泥棒がいるので、警備がよく分からない理由で警報が鳴った場合、泥棒の下調べの可能性があるので特に注意が必要。

 

5.吠える犬でも番犬にはならないが、室内犬は手なずけられず効果はある。

 

6.面格子は外部から外せない形式ものにする。

 

7.窓はクレセントだけでなく2重ロックを行う。

 

8.2階には雨樋からでも上がるので、2階の窓を油断しない。

 

9.窓は、シャッター付き、雨戸付が安全。防犯ガラスも最近はある。

 

10.家の廻りに隠れやすい茂みがあることは防犯上良くない。

 

11.家の廻りが神経質に整理整頓された綺麗好きがお宅は狙われにくい。

 

12.1度入った家はまた狙われ安い。

 

13.進入と同時、ガラスを破ると同時に大きな警報音が鳴り近所にも聞こえるシステムは有効。


1 4.泥棒は突然進入はしない、必ず下見をしている。入りやすい家を探している。
 

15.屋根の瓦を破って入った事例、床下から床を破った事例などがあるので、泥棒を完全に防ぐには限度がある。結局大金は自宅に置かないことですね。


今回のブログで勉強できた防犯対策です。みなさん参考にしてください。

 

防犯対策9

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元泥棒の体験談その9

体験談は今回が最後です。

元泥棒曰く
 

同じ家に複数侵入した経験はいくらでもある。
2回はざらで、一番多かったのは4回だ。
侵入すればその家の大概のことがわかるので、せっかく仕入れた情報をまた使わないのはもったいない。

住まい手側も、23カ月は警戒心を強めるが、半年も経つと元の生活に戻ってしまうことが多い。


 ただ、一度侵入して成功した家でも、また狙いたくなる家と二度と行きたくない家がある。

前者は、初回に容易に侵入できて、室内や外まわりが散らかっている家
侵入されたこともしばらく気づかないような、ずぼらで大ざっぱな住まい手がいい。


 逆に、掃除や整理整頓が行き届いていて、最初の侵入でかなり神経を使った家は後者に当たる

住人の性格を知ることも、下見段階の重要な仕事になる。


 一度侵入されると、侵入された個所や
1階にカギをかけたり格子をつけたり、住まい手はある程度防犯性能を高めるが、2
階など侵入に使わなかった部分はそのままにしていることが少なくない。これでは防犯対策として不十分だ。

二度目に行くと警備会社のシールが張られていることもあったが、だからといって侵入をあきらめたことはない。 』


いろいろ体験談を聞いてきましたが、勉強になった点がいくつもあります。

明日はそこを整理して見ましょう。

 

防犯対策8

 

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元泥棒の体験談

元泥棒曰く
 

一見するとガードが堅そうな家でも、どこかしらすきがあるものだ。ガードの堅い家というと、神奈川県のみかん農家が住んでいた、大きな屋敷のことを思い出す。


 正面の門扉と玄関扉には
1台ずつ防犯カメラが設置され、真っ黒の番犬が見張っていた。この程度なら珍しくないが、塀を見て仰天した。複雑に折り曲げたバラ線を張り巡らせた高さ2メートル半ぐらいのブロック塀が、敷地を囲っていたのだ。バラ線の高さだけでも50センチはあっただろう。


 通用門がいくつかあったが、下見のときはあえて防犯カメラが設置されている正面の門扉から侵入した。真下と裏が防犯カメラの死角になるので、真下をはうようにして通り抜けた。防犯カメラは見せたほうが威嚇になるとよく聞くが、むしろ隠してしまい、防犯カメラ作動中とでも表示しておくほうが私はいいと思う。カメラがむき出しだと、プロならどこが死角かわかるからだ。


 番犬を手なづけるのはお手の物だ。「よしよし」と頭をなでて、竹輪やソーセージを食べさせ、私のにおいを嗅がせるだけ。
23回やれば、私を見るなり尻尾を振るようになる。


 下見中にちょうどいい足場を見つけた。ブロック塀の脇の物置だ。かなり高さがあるが、隣の家の雨どいから飛び移れそうだ。下見のルートより隣の家からのほうが人目に付きにくいぞ。


ねずみ小僧顔負けの侵入手口


 当日は、盗みに入る家の家族が出払う
10時少し前に犯行を開始した。

下見で決めたとおり、まずは隣の家の敷地に側道側から侵入した。敷地の正面には塀があったが、側道側には塀はなく植栽がうっそうとしていた。


 侵入手口はねずみ小僧顔負けだ。隣の家の雨どいを上り、雨どいから、例のバラ線をまたいで物置に飛び移った。さらに、物置の脇に通っていた雨どいを伝って、
2階の高窓から懸垂のような姿勢で部屋に着地した。

入ったとたん、室内犬と出くわした。人懐っこい犬だったので気にせず犯行を続けた。


最初に札束を見つけたのは、
2階の若夫婦の寝室だ。枕元にあったポーチのなかに、財布と封筒が入っていた。財布に5万~6万円、封筒に20万円。幸先のよいスタートだ。

老夫婦は農作業中なので、普段使いの財布が家にあるはずだ。1階の茶の間を探したところ、婦人用と紳士用の財布が、コタツのなかと座布団の下からそれぞれ見つかった。あわせて10万円以上入っていた。

床の間に置かれていた100キログラム以上ありそうな大型金庫の中身はあきらめた。大バールのような道具で壊さないと開かないからだ。そんなものを持っていると怪しまれるので、普通は所持していなかった。


 帰りも行きと同じルートをたどった。
1階から帰ったほうが楽ではあるが、カギを閉めて帰れないため、犯行に気づかれやすくなる。形跡をできるだけ残さないのが私の美学だ。


なんだか、恐ろしくなりますね。
少しでも防犯対策の参考にしてください。


 

防犯対策7


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元泥棒の経験談のその続きです。

元泥棒曰く
 
 

『警備会社のステッカーを張っている家には何度か侵入したが、警備員につかまったことはない。金持ちをアピールしているようなものなので、避ける気持ちより、やる気をそそられた。当時、よく目にしたのは、監視カメラや赤外線センサーだ。どこを監視しているかは見ればわかるし、裏手や2階には設置していないことが多かったので、避けて入ることは容易だった。


 前に
紹介した家にも、実は警備会社のステッカーが張ってあった。そのため、押入から寝室に入るときはセンサーやカメラがないことを確認しながらゆっくり動いた。1階の居間にも金目の品が飾ってあったが、私は現金しか狙わないし、防犯カメラが設置されていたこともあり、そこには近づかなかった。この家に限らず、お宝を飾っている部屋に監視カメラやセンサーを取り付けている家が昔は多かった。


 私はセンサーに触れて警報を鳴らしてしまったときは、盗みをやめて一目散に逃げ出すことにしている。だが、警報が鳴っても気にせず作業を続ける泥棒もなかにはいた。塀の中で知り合った、外国人窃盗団のボスの
Kがそのタイプだった。ホームセキュリティーが入っている家ばかりを狙い、機器はすべて壊してから逃げるなど、いろいろな手口をこのとき聞いた。

 

Kは「ホームセキュリティーを入れている家のほうが、入れていない家より安心して犯行できる」と話していた。警備会社に通報が届いてから警備員が駆けつけてくるまでの所要時間を、ほぼ予測できるからだ。事前の下調べでわざと警報を鳴らし、何分で到着するかを確かめていた。


 
Kたちは4人グループでいつも行動していた。1人は見張りとして車で待機し、3人が侵入する。センサーや防犯カメラにひっかかりにくくするため腰をかがめてゆっくり動き、機器を見つけたら壊すか持ち去る。電話線は切断する。ゴミ箱から機器を発見したこともあったという。

 「機器を壊したら、警備会社が異常に気づいてすぐにやって来るのではないか」とKに尋ねたことがある。「到着するまでにどんなに早くても5分以上はかかるので、来る前に立ち去る」と教えてくれた。

 

Kは金目のものは何でも盗んでいった。建物の壁をバールで壊して100kgぐらいある巨大な金庫を運び出したこともあるという。ひととおり探して金目のものが見当たらないときは、畳の下に現金が隠れている場合があることも、Kから聞いて初めて知った。


 
Kは手口こそ乱暴だったが、絶対に人は傷つけなかった。刑がずっと重くなるからだ。人を容易に殺傷する最近の外国人窃盗団とは、そこが大きく違っていた。


 犯行現場の近隣住民からの通報で、
Kたちはつかまった。犯行に使っていた車が狭い路地からなかなか抜け出せず、パトカーに包囲されてしまったそうだ。Kはその前に2回以上つかまっているので、恐らく、母国に強制送還されてしまっただろう。

確かに防犯カメラは適切に設置しないと効果が半減してしまいますね。
「設置しています」とあからさまにするのも防犯機能があるかもしれないが、プロには逆にカメラを避ければOKとなってしまうらしい。どこを写しているか分からない広角式の円球タイプがいいのでしょうか。難しいですね。
 

1度に4軒隣家に侵入

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元泥棒の回顧談その6です。

元泥棒曰く
 

『今回紹介するのは、一度に4軒の住宅に侵入したときのことだ。4軒中の3軒は平屋の社宅だったので、勝手口のドアの錠破りという同じ手口で侵入した。4軒にかかった時間はわずか15分足らず。盗んだ金額の合計は30万円を超えた。

 最初は下見で狙いをつけた、共働きの年配夫婦らが住む端の1軒だけに入るつもりだった。慎重な私らしくないが、その場の状況判断で方針を変えた。

 犯行時間は午前10時ごろ。狙いをつけていた家の勝手口から入って札束を探していると、隣の家から車のエンジンがかかる音が聞こえてきた。住民の夫婦が車で買い物に出かけるらしい。あいにく1軒目では2万円だけしか見つからなかったこともあり、2軒目にもお邪魔することにした。

 2軒目はテレビ台の引き出しに6万円が隠されていた。この額なら引き上げてもよかったのだが、外で45人の女が立ち話をしていることに気づいた。かなり盛り上がっている様子だ。「このすきに侵入できるかもしれないぞ!」

 隣の家は玄関前に掃除用具が出ていて、引き戸が開いたままだ。女たちはその隣の家の玄関先でペチャクチャやっている。この2軒を次のターゲットに決めた。

3軒目に侵入したのは、2軒目の隣にある、玄関の引き戸が開いていた家だ。引き戸は戸を動かすとガラガラ音を立てそうだったので、先の2軒と同様に勝手口のドアの錠を破って侵入した。玄関より勝手口のほうが通りから奥まっており、姿も隠しやすかった。

 勝手口の木製ドアには円筒錠が付いていた。円筒錠はマイナスドライバーが1本あれば、ほとんど傷つけることなく、2分足らずでかんぬきをはずすことができる。ドライバーをドアと枠のすき間に差し込み、ちょっと力を入れる。空き家や捨てられたドアでさんざん練習した。3軒目は、仏壇の引き出しから現金20万円を頂戴した。

 4軒目は比較的新しい2階建ての持ち家だ。勝手口のドアは前の3軒より頑丈そうだが、2階は侵入してくださいと言わんばかりの状態だった。窓は開けっ放し。バルコニーには足場となる縦樋や、身を隠すための洗濯物がちょうどいい具合にセットされていた。4軒目では、現金45000円をベッドの上のバックから見つけだした。

 帰りは勝手口から出た。来たルートを引き返し、下見に使っていた公園にたどり着くと、立ち話の声がまだ聞こえてくる。』

家の近くに居るからと言って油断してはいけませんね。

しかし、カトーさんは寒太郎散歩程度では戸締まりはしません。反省して鍵もってでなくては。
 

警備会社のステッカー

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元泥棒さんの事実談その5

泥棒さん曰く


警備会社のステッカーを張っている家には何度か侵入したが、警備員につかまったことはない。金持ちをアピールしているようなものなので、避ける気持ちより、やる気をそそられた

当時、よく目にしたのは、監視カメラや赤外線センサーだ。どこを監視しているかは見ればわかるし、裏手や2階には設置していないことが多かったので、避けて入ることは容易だった。


 
お宝を飾っている部屋に監視カメラやセンサーを取り付けている家が昔は多かった。


 私はセンサーに触れて警報を鳴らしてしまったときは、盗みをやめて一目散に逃げ出すことにしている。だが、警報が鳴っても気にせず作業を続ける泥棒もなかにはいた。

塀の中で知り合った、外国人窃盗団のボスのKがそのタイプだった。

ホームセキュリティーが入っている家ばかりを狙い、機器はすべて壊してから逃げるなど、いろいろな手口をこのとき聞いた。


警備員が来る前に犯行を終えて立ち去る


 
Kは「ホームセキュリティーを入れている家のほうが、入れていない家より安心して犯行できる」と話していた。

警備会社に通報が届いてから警備員が駆けつけてくるまでの所要時間を、ほぼ予測できるからだ。事前の下調べでわざと警報を鳴らし、何分で到着するかを確かめていた。


 
Kたちは4人グループでいつも行動していた。1人は見張りとして車で待機し、3人が侵入する。センサーや防犯カメラにひっかかりにくくするため腰をかがめてゆっくり動き、機器を見つけたら壊すか持ち去る電話線は切断する。ゴミ箱から機器を発見したこともあったという。


 「機器を壊したら、警備会社が異常に気づいてすぐにやって来るのではないか」と
Kに尋ねたことがある。「到着するまでにどんなに早くても5
分以上はかかるので、来る前に立ち去る」と教えてくれた。』

なるほどね。聯
警備掛けている家は金持ちに違いない。
警備員が来るまでの本の短時間で泥棒できるんですね。

今回特に勉強に成ったのは、今日の話も、先日の話でも出てました、「泥棒は必ず下見を何度かしている」ということです。入られる家は目を付けられた家ということです。

このシリーズで、元泥棒さんの話を参考に、防犯対策をみなさん考えましょう。


番犬を飼っていることは対策にならない。

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元泥棒さんの事実談その4

泥棒さん曰く
 

『番犬を飼っている家はたくさんあるが、それで侵入をあきらめることは滅多になかった。下見の段階で餌を何度か与えれば、たいがいの犬がなついてほえなくなるからだ。あきらめたのは、キャンキャンよくほえる犬が室内で飼われていたとき。前もって手なづけられないので、室内犬は苦手だ。』

 

なるほどね。

 

我が家の愛犬寒太郎は表の道路を歩いている人が、家の門扉の前の階段を(門扉の前に階段が3段あるのですが)上がると、足音で家族か家人以外の人かどうかを聞き分けます(寒太郎居る位置から門扉は全く見えないのですが)。来客だと猛烈な勢いで吠えまくります。

「ワンワンワン」と鳴き声がし、「誰か来たよ」という会話になり、立ち上がって玄関に向かい出してから、門扉のピンポンがなります。耳が良いというか、非常に便利です。

しかし家の者が帰ってきても全く分かりません。

車も我が家に来る宅配の車のエンジン音も覚えていて、(宅配の車は家に荷物を届けに入ってくるからだと思うのですが)宅配の車、正確には家内の実家がいつも野菜を送ってくれる宅急便の、この地域担当の車なのですが、この車が通るだけで「ワンワン」吠えるます。

 

寒太郎は番犬になると思っていたのですが駄目ですね。

下見に何度も訪れ、その度にエサ与えていたらなついちゃいますね。確かにお向かいのおじさんおばさんにはネコみたいに成っちゃいますからね。

 

ちなみに、家の外灯の修理に来てもらった電気工事のレデンの下平社長は、仕事中吠えまくった寒太郎を今でも「馬鹿犬」といいます。(^○^)
「今度留守中に行くときは毒まんじゅう持って行く」と冗談をいいます。

あまりに吠えるので近所の人が出てきて、その度に「怪しいものではありません」と説明するのが大変とか。

ガラスを割らずにクレセントをはずす


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元泥棒の過去の体験談その3です。

彼曰く

『最近は窓ガラスを割って侵入する泥棒が増えてい

るようだが、私はほとんどしなかった。わざわざガ

ラスを割らなくても、錠を閉め忘れている窓が大抵

どこかにあるからだ。だが、ここの家主は、窓の錠

はきちんとかけていた。


 そうした場合によく使うのは、サッシのめしあわ

せにマイナスドライバーを差し込み、こじる手口だ。

はずれ止めがついていない古いサッシだと、サッシ

が浮いてクレセントがはずれていく。

クレセントが1カ所なら、作業時間は2分もかからな

い。

ちなみに、クレセントが中途半端にかかっている場

合は、ガラスをゆらすだけではずすことができる。』

 


そうです、最近のサッシのクレセントには必ずはず

れ止めが付いています。

しっかりはずれ止めをしましょう。

ラジオを掛けておく

 

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元泥棒の過去の体験談その2です。

彼曰く

『私が推薦する留守中の泥棒よけは、窓にレースのカーテンを引き、かすかに外に音が漏れるくらいにボリュームを絞ったラジオを、外から見えない場所に置い
ておくことだ。
名古屋市内の戸建て住宅を狙ったときに学んだ。


 私は行き当たりばったりで実行せず、何度も下見する慎重な泥棒だった。その家にも幾度も通い、夫婦共働きで、二人とも朝出勤することをつかんでいた。そこで昼間行ってみると、いつも人の声がぼそぼそっと聞こえてくる。

不思議に思いながら、侵入をためらう日々が続いた。


 あるとき、それが人の声ではなくラジオから聞こえてくる音だと気づいた。だが、本当に人がいないか、まだ確信が持てなかった。


 留守かどうかをインターホンで確かめる泥棒がいると聞くが、私はインターホンを信用しない。インターホンを押しても、居留守を装う人が多いからだ。


 私がよく確認に使った方法は、窓に小石を投げることと、葉がついた小枝で窓をたたくこと。人がいると、大概、様子を見に来る。この家でも実行して、反応がなかったので、安心して
1階の窓から侵入した。』

 

カーテンを完全に締め切ると、留守を教えるようなものなのですね。

我が家は、雨戸を日頃閉めません。旅行に行くときは全窓閉めていくので、近所の方からも、「カトーさんご旅行ですか?」と聞かれる有様です。バレバレの留守です。


泥棒は何度も下見して入るというので、我が家は泥棒さんにも留守がバレバレです。

   

泥棒の体験談


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面白い話を見つけたので、元泥棒の回顧録です。

これから少しずつ紹介したいと思います。

 

建築雑誌の特集号で見つけました。転記になるので、気がとがめますが、一般の方には大変貴重な資料となるはずです。

 

実際の経験から探る防犯対策は為になると思います。

 

以下記事です。

 

『私は12歳で盗っ人の道に入り、30歳代半ばまで稼業としていた。その間3回つかまり、延べ10年以上にわたって服役した。足を洗って30年たつが、当時のことはいまでも鮮明に覚えている。


 ひょんなことから数年前、警視庁のある警視に防犯活動への協力を要請された。以来少しずつ自分の経験を話すようになってきた。○○○○雑誌で○×号で協力している。

過去の体験を書きつづったことはこれまでなかったが、どうしてもと頼まれたので、印象に残るいくつかを告白することにした。』


面格子をはずしての進入

『面格子をはずして住宅に侵入したことは何度もある。そのなかで、いまでも脳裏にこびり付いているのは、石川県羽咋市の戸建て住宅に、深夜0時ごろ決行した忍び込みだ。うかつにも、若い女性が入浴している最中の浴室に侵入してしまったのだ。

 浴室や寝室の電気が消えてしばらくたったので家の人が寝静まったと思い、浴室の面格子をはずして窓をゆっくり開けた。浴室に右足を踏み込んだとたん、「キャー!」という叫び声とともに、浴槽から人影が飛び上がった。私はあわてて顔を隠し、一目散に立ち去ったので、つかまらずに済んだ。相手が男だったらと想像すると、いまでも震えが走る。

ドライバーで面格子のビスを緩めて手で引っ張る

 この家で浴室に侵入口の狙いを定めたのは、一番人目に付かない場所にあり、窓が開いたままだったからだ。

面格子は付いていたが、事前の下調べで簡単に取りはずせるタイプであることを確認していた。お勝手にも面格子付きの窓があり、やはり開いたままだったが、小さな電球が点灯していたので避けることにした。


 面格子は縦組みで、上下
6カ所をビスで留められていた。そのうちの23カ所をマイナスドライバーで緩めた後、手で引っぱって取りはずした。かかったのは12分だ。このときはマイナスドライバーを使ったが、細長い棒状の金ノコや金やすりで格子を切ることもあった。


 面格子はビスを数カ所はずせば、手で曲げたり引き抜いたりできるものが多かった。壊すのは容易だと考えていた。音が立たない点も都合がよかった。

私は細身の体型だったので、格子を1本はずしただ入できたこともある。』

 

面格子を付けても絶対では無いわけです。


面格子でも、後付け面格子は外部からビス留めしているので確かにドライバーで面格子毎取り外せます。しかし、新築時の面格子は冊子の内側からビス留めしているので、窓を開け、室内側からでないとビスが回せない構造に成っています。参考までに。


また、必要なのは面格子があっても戸締まりは必ずする と言うことです。

  

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