『阪神淡路大震災から15年』
今年もこの日が巡ってきました。昨年も同じ事をお話ししました。毎年同じ話をするのだと思います。
阪神・淡路大震災は、死者6,430名、倒壊家屋104,900棟、家屋の全半壊焼失47万世帯、被害総額9兆9,268億円。
あの大災害から15年が経ちその日がまたやってきました。
決して風化させてはいけない日本人にとって、とても大事な二度とあってはならないしかし貴重な体験を思い出させる今日17日です。
この震災、当時の驚きを鮮明に思い出します。
皆さんも、思い出してください。
これだけの建物が倒壊し、多くの方がその下敷きで亡くなりました。
実の死亡者の85%とも90%とも言われています。
しかし、当時の建築専門誌のその後の報告の中で、新築住宅での倒壊は2棟との報告を良く覚えています。
今度この地域にくると言われて久しい東海沖地震。その対策が私達に課せられた急務の仕事です。
現在の基準法で建てられた家ならば倒壊の恐れは殆どないと言えます。新築の家は大丈夫です。
問題は昭和56年以前に建てられて家です。
どうか、補強工事をお願いします。
地震で全ての家が倒壊するわけではありません。
この写真をみてください。
倒壊しないでしっかり建っている家も沢山あるのです。
この写真もそうです。小さいですが瓦礫の向こうに見える住宅はしっかり建っています。
左側の道路正面の家もしっかり建っています。
この写真の向こうに見える家もしっかり建っています。
私が、能登半島地震を視察して実感したのは、TVで出てくる悲惨な家は一部の古い家屋で、多くの家には建物被害が見られない状況があったと言うことです。
倒壊した家のその隣の真新しい家は、ごく普通に住民が生活しているのです。
対策を取れば、人命は必ず守られます。建て替えるか、耐震補強工事されるか、この日にもう一度考えてみてはどうでしょうか。
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