建築士カトーのヒトリゴト

住宅版エコポイント制度4

『住宅エコポイント制度』

 

 

続けてお話ししてきました『住宅版エコポイント制度』の話しも、今日の財団法人静岡県建築住宅まちづくりセンターの講習でだいぶ分かってきました。

 

細かい内容を、国土交通省のHPからの情報で今までお話ししてきました。しかし不確定が部分が多く、日に日に明確になってきている状況です。

 

今日は、ざっくばらんに、では

・どうのように申請が要点付いてできるのか、その方法は

・どのような仕様が単価的に安くでるのか、

・どのような仕様が安くできるのか、

・どのような緩和規定があるのか、

 

などが見えてきました。

 

改めて、非常に簡単にまとめてみます。

 

・対象の新築住宅は?

平成21年12月8日以降の着工(閣議決定の日です)平成22年12月31日着手のものまでで、補正予算成立以降に工事完了・引渡しのもの。

ただし、予算無くなり次第終了です。

 

・エコポイントの申請は?

住宅の所有者が①エコポイント対象住宅証明書、②工事施工者が発行する工事証明書、③工事施工者が発行する領収書または契約書の写し、④確認済書の写し、⑤検査済書の写しまたは竣工写真、⑦申請者の確認書類(健康法検証や運転免許証等)を事務局に提出します。

事務局への郵送が可です。

ところが、住宅版エコポイント事務局がまだ決まっていないそうです。coldsweats02 

 

・エコポイントで交換できるものは?

①省エネ・環境配慮に優れた商品、②全国で使える商品券・プリペイドカード、③地域振興に資するもの、④環境寄付

となっています。

即時交換といって現在工事中の追加工事に充当できるともしています。

しかしこの場合受付は、事務局の窓口直接のみの受付となります。郵送不可。

   

・いくらもらえるの?

新築住宅はずばり一律30万円です。リフォームは部位面積で変わります。

これには、住宅取得に合わせて手に入れる減税措置と合わせてることができますが、長期優良住宅など他の補助金制度との合わせはできません。ただし、住宅用ソーラー、高効率ガス給湯器、などの補助金はOKだそうです。その関係役所に聞く必要があるそうです。

 

・エコポイント住宅の判定基準証明書は?

①設計住宅性能評価書

②設住宅性能評価書

③長期優良住宅建築等計画認定通知書

④長期優良住宅建築等計画に係る技術的審査適合証

⑤フラット35Sの竣工現場検査に関する通知書・適合証明書

⑥住宅事業建築主基準に係る適合証

⑦エコポイント対象住宅証明書

私達は、⑦エコポイント対象住宅証明書の取得を目指します。

 

・建て方別の対象住宅は?

建て方によらず(工法によらず)木造住宅

基準は省エネ4等級

ここでは専用住宅でなくてもOKです。店舗付住宅や長屋もOKだそうです。

私達はここを採用します。

構造によらず一戸建て住宅

基準は住宅事業建築主基準(省エネラベル基準)

共同住宅等

基準はまだ決まっていないそうです。

 

・エコポイント対象住宅証明書の取得は?

登録住宅性能評価機関へだします。

静岡県では、財団法人静岡県建築住宅まちづくりセンターが発行業務を行いますが、静岡の本所のみの対応となります。

申請費用は木造住宅省エネ基準による適合審査(私達の場合です)は19,950円の申請費となるそうです。

 

以上が今回の住宅版エコポイント制度の概略のまとめです。

この後、省エネ4等級仕様がどのようにするべきか、そこに緩和規定はどこまで採用可能かなど、細部の仕様がなかけんハウジング仕様とではどう安価になるかを考え、評価機関との打合せで決めていこうと思います。 

 

 

 

 

 

 

 

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