建築士カトーのヒトリゴト

阪神淡路大震災から14年

『貴重な体験を思い出させる日がまた来ました』

 

 

1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災から14年が経ち、その時間がまたやってきました。

 

 

阪神・淡路大震災は、死者6,430名倒壊家屋104,900棟家屋の全半壊焼失47万世帯、被害総額9兆9,268億円

あの大災害から14年が経ちその日がまたやってきました。

 

 

そして昨日、この災害を教訓として毎年この日に行われる掛川市の応急危険度判定士の連絡網訓練がありました。(今年は17日が土曜日でしたので1日繰り上げ16日に行われました)

 

 

決して風化させてはいけない、そして日本人にとってとても大事で二度とあってはならない、しかし貴重な体験を思い出させる今日17日です。

私達、静岡県に住む建築士達は、このような大きな被害がこの県で起こらないようにする対策施すことと、市民への指導を行う義務があります。

 

私達に今にも襲ってこようとしている「東海沖地震」阪神・淡路大震災に匹敵する被害が想定されています。

 

東海沖地震の予想はマグニチュード8(阪神淡路段震災7.3)、死者5851人、重軽傷者104,305人(阪神淡路大震災43,792人)、全壊家屋192,450棟(阪神淡路大震災105,000棟)、半壊家屋109,174棟(阪神淡路大震災144,000棟と、東海沖地震は死者こそ阪神淡路大震災より少なく予測されていますが、けが人や家屋の被害は阪神よりもっと大きなものになると予測されています。

 

静岡県では各地の市町村の自治区ごとの地震規模および被害想定が細かく想定されています。一度ご自分の住んでいる地区の想定をチェックしてみてください。

http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/data/pref/higai/data/index.html

 

阪神淡路大震災では圧死、窒息者が死者の84%でした。

そして15分以内の死者は全体の死者の92%と消防庁では言っています。

 

如何に、住宅を中心とした耐震強度の足りない建物の耐震補強が必要かと言うことを、声を大にして訴えたいと思っています。

 

静岡県では 「TOKAI-0」といって、全県下で木造住宅において
目標「東海地震における旧基準の木造住宅の倒壊による死者をゼロにする。」
を事業概要に進めています。

是非、住宅の耐震補強をお考えください。

県、市町村で補助金制度もできています。

 

耐震診断・耐震補強を考えている方はいつでも私が相談にのります、とにかく早い補強工事をお願いします。

 

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