『断熱工法もいろいろ』
断熱工法は大きく分けて、 『外張り断熱工法』 と 『充填断熱工法』 と 『付加断熱』 があります。
それぞれに、短所長所あり、地域・予算・外壁仕様などを考え、物件毎に選択することが重要です。
『外張り断熱工法』 は壁の外側に断熱材を張る工法で、『充填断熱工法』 は壁の中に断熱材を入れ込む工法です。 『付加断熱』 はその両方を行う工法です。
『充填断熱工法』は、断熱材を壁内部に充填する方法で、在来木造の住宅などで一般的に用いられています。壁の空隙を利用するため、支持材などで断熱材専用のスペースを作る必要が無く、その分コストが下がります。
断熱材に種類には、グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、現場発泡ウレタンフォーム、羊毛、硬質ウレタンフォームなどがあります。
室内側に防湿シートを張り、気密パッキンなどで防湿・気密層を設け、外壁側に透湿・防水シートを張り、通気胴縁などを使って、通気層を設けるのが標準的なやり方です。
メリット
①ローコスト
②軸間のの有効活用
③断熱材の融通性
④自然系断熱材が使いやすい
⑤防火性能
⑥外壁材の自由度
⑦窓の納まり
⑧白蟻の被害が少ない
⑨屋根の形状が自由
⑩屋根裏利用
などがあります。
デメリット
①気密工事が煩雑
②配線・配管工事で防湿性を損なう可能性がある
③熱橋
などがあがります。
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