建築士カトーのヒトリゴト

住まいの断熱2

『断熱材もいろいろ』

 

 

一口に断熱材と言ってもいろいろあります。

 

断熱材は原料や材料から 「繊維系」 「発泡系」 「自然系」 などに分類されます。

 

「繊維系」はガラスや鉱物が原料。ロックウール、グラスウールが代表です。

 

「発泡系」は硬質ウレタンフォームなどで、細かい気泡を持ち、耐久性も優れています。

 

「自然系」は製造エネルギーが少なく排気も容易なのが特徴です。

 

「繊維系」

『グラスウール』の原料は、珪砂、石灰石、苦灰石、長石、ソーダ灰などです。

これらの原料を溶かして繊維状にしたものです。

日本ではもっとも多く使われている断熱材です。日本だけでなく、寒冷地の北米、北欧、ドイツなどでも疲れています。

施工にあたっては透湿性があるため、防湿層が必要になります。

 

『ロックウール』の原料は、玄武岩、または鉄鋼スラグです。

ヨーロッパでは一番使われています。

透湿性があるため、防湿層が必要です。

 

「発泡系」

発泡系にはボード系、と液状吹きつけ系などが含まれます。

『押し出し法ポリスチレンフォーム』 、 『硬質ウレタンフォーム』 、 『高発泡ポリエリレンフォーム』 、 『フェノールフォーム』 などが板状で製品があります。

『硬質ウレタンフォーム』は吹きつけ系も有名です。火をもらうと爆発的に燃え上がる性質がありましたが、今では全く燃えないウレタン吹きつけ材も出ています。

 

「自然系」

木質系繊維、植物草茎系繊維、ウール系を大きくさらに分類されます。

木質系では、 『硬質ウレタンフォーム』 、 『軽量軟質木質繊維ボード』 、 『炭化コルク』 、 『セルロース』  『ココヤシ繊維』があります。

植物草茎系繊維には『フラックス繊維』 、 『ハンフ繊維』 、 『コットン繊維』 などがあります。

ウールは 『ウール』 ですね。

その多くが高価な事から、現在では 『硬質ウレタンフォーム』 、 『ウール』 、 『軽量軟質木質繊維ボード』 、に限られています。

 

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