監督：井筒和幸

出演：妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、西田敏行、チャンミン（東方神起）

時たまこういう映画があるから見に出かけるのがまた楽しい

見事に大コケ

やっぱり監督の責任は大きい

以前から個人的評価の低い監督さんでしたが、一流監督さんは一度だって大コケ作品は作りませんね。

以前からおかしな作品が多いいと感じていましたが、この作品では特に！

何よりも脚本の段階でダメだったんでしょうね。（自分で脚本も手掛けていますが）

観る人が、整合性に　「おかしい」　と感じては作品になりにくいです

この作品の紹介で、計画の推移を綿密に追ったディティール・・・とありますが、全く行き当たりばったりの銀行強盗に見ていていくらなんでも幼稚すぎると誰もが思う

過度の暴力シーン、「妊娠した」と言ったばかりの浅野演じる北川の奥さんとその子供が敵対するやくざに計画的にひき逃げされるシーン・・・・必要？

それで打ちひしがれない北川、あれだけ家族の仲のいい場面作っておいて？

品が無さ過ぎます。

「終の信託」が周防監督の失敗と言いましたが、この作品は失敗とは言わず

井筒監督の力量が出た作品です。

追記：浅野忠信さん渋く口数少なく演技すると存在感あるいい俳優さんと思っていますが、いつの作品でも思うのですが、　「終の信託」と今回で特に感じます。

もう少しセリフが上手になるといいのですが・・・

気になります。