建築士カトーのヒトリゴト

自然エネルギー利用

『どのエコエネルギーを採用するか』

 

 

東日本大震災後、福島原発1号機事故にて反原発の考えが日本人に芽生えてきて、電力の安定供給が当たり前の時代は過ぎ去ろうとしています。

日本は更にマイナス経済の時代に入ろうとしています。

そのような日本の経済状況の中で、自然エネルギーを利用することは必須になってきています。

 

では、そのような自然エネルギーがあるのでしょうか。

また、利用の価値が高いのでしょうか。

1.太陽光発電

明らかに、一番に上がるのは太陽光発電ですね。

今年3月までに申請した物件では48円/KWの買い取りとなっていましたが、来年3月までの物件では42円/KWの買い取り、来年4月以降は36円/KWと毎年6円ずつ買い取り金額が下がっていく予定です。

太陽光発電を乗せたい方は、損得を考える場合とにかく早く施工することが大切です。

 

2.蓄電池

太陽光発電の電力を蓄えることが可能な蓄電池が今注目です。

今年多くの企業が新商品を導入してきています。しかし残念ながらまだまだお高い商品です。数十万出して購入した蓄電池でエアコン数時間分しか蓄電できません。

 

3.太陽熱利用

昔からありましたね。太陽熱利用。太陽熱を利用して水を温めることが主流です。

停電時も昼間つくったお湯を夜使えるメリットがあります。

最近では、ほかの省エネ設備とのハイブリット化が進んでいます。

 

4.地熱利用

実はなかけんハウジングでも今年この地熱利用住宅の取組に前向きです。新商品として扱えればと思っています。

年間通して温度が一定の地中熱を利用したいと思っています。

地中熱利用設備はほかの自然エネルギー利用機器に比べシンプルでメンテナンスが楽と言われるのも魅力です。

 

5.自然風利用

難しいことではなく、外の風を室内に効率よく吹き込ませたりさせれば、室内の冷房付負荷を下げることが出来ます。

家の間取りも風の抜ける家としては設計が大切ですが、外壁を走る風を取り組む窓などの工夫も大事と思えます。

 

6.プラグインハイブリッドカー

最後のお話したいのは、これからの家造り、これからの住まい生活に、車が大きな役割を果たす時代がやってきました。

家庭内の深夜電力で車に充電します。すなわち車に蓄電することになります。蓄電池は0.5KWで80万円程度が今売られようとしています。1軒家で使われる電力は1日10KW程度です。0.5KWでは焼け石に水程度です。しかし近く発売されるプラグインハイブリッド車プリウスの充電池は14KW程度といわれています。停電になれば、車から電気をもらい普通通りに1.4日は過ごせる計算です。

新築時にプラグインハイブリッド用プラグを付けることを薦めます。

 

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