建築士カトーのヒトリゴト

断熱と結露(5)

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住宅の断熱設計を考える

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先日、10月11日 NPO法人建築技術支援協会主催の「住宅の断熱設計を考える」というセミナーを受講してきました。

講師は(財)建築環境・省エネルギー機構の(前)企画・環境部長
そこで、勉強してきたことを加えて今後話を進めたいと思います。

ここで、もう一度話が戻る部分もありますが、断熱設計の基本から整理したいと思います。


断熱材とは

1) 私達の中で、最も熱を通しにくい性質を持っているのは「動かない空気」です。断熱材はその繊維や気泡によって空気を動かないようにし、その空気の断熱性によって、その特性を発揮している。
2) 空気の代わりに特殊なガスを封入したものもある。
3) 密度が低く、軽いもの、厚さが暑いものほど断熱性が優れている。
4) 通常、熱伝導率0.6W/㎡K以下のものを断熱材と呼んでいる。


断熱材の種類

1) 無機繊維系断熱材グラスウールとロックウールがある。硝子を溶かして繊維状にしたものがグラスウール。鉱滓を溶かして繊維状にしたものがロックウールであです。

2) 発泡プラスティック系断熱材ビーズ法ポリスチレンフォームと押出法ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォームなどがあり、それぞれの樹脂を発泡さえて細かい泡の中に空気やガスを閉じこめた断熱材である。通常硬質の板状ですが、硬質ウレタンフォームは現場で吹きつけたり、充填したりすることもあります。

3) 有機繊維系断熱材
セルロースファイバーやインシュレーションボードなどがあり、最近では自然繊維として羊毛が使われるようになった。セルロースファイバーは古紙の木質繊維を解繊したもの。インシュレーションボードは木質繊維を解繊し、ボード状に加工したものです。

断熱の工法

1) 外断熱工法
鉄筋コンクリート造など、熱容量の大きな躯体の外側に断熱材を施工する方法

2) 内断熱工法
鉄筋コンクリート造など、熱容量の大きな躯体の内側に断熱材を施工する方法

3) 外張り断熱工法
木造住宅など、熱容量の小さな躯体の外側に断熱材を施工する方法。

4) 充填断熱工法
木造住宅など、熱容量の小さな躯体の構造部の木材間に断熱材を施工する方法。


以上が国の省エネ基準で用語として決められていることだそうです。

今良く売られている、「いい家が欲しい」の中で使われている外断熱工法は外張り断熱工法のことであって、基本から言っていることが間違っている。と講師の先生の指摘がありました。所詮、その程度の素人本だと、断熱を研究して世界各国の事情を見て回った先生からすると、素人がプロっぽい顔して本を出していることが怒れるようでした。
以下に自分の造っている住宅が売れるための本であって、決して専門書ではないと言いたいようでした。

次回に続く。

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