『住宅エコポイントの拡充』
平成22年10月8日閣議決定された「円高・デフレ対策のための緊急総合対策」において、住宅エコポイントの対象拡充が位置付けられました。
そもそも、住宅エコポイントの制度とは
エコ住宅の新築の場合は、「省エネ法のトップランナー基準相当の住宅」又は「省エネ基準(平成11年基準)を満たす木造住宅」であることが条件となります。エコリフォームの場合は、「窓の断熱改修」「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」「バリアフリー改修」が条件となります。
その制度が、延長となり、拡充となったのです。
まず、平成22年9月10日に閣議決定された 「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」 において、住宅エコポイントの延長が位置づけられました。
<エコポイント制度の延長(平成23年12月末まで)>
エコ住宅の新築、介護にも役立つバリアフリーリフォームを含めたエコ住宅へのリフォームに対してポイントを発行する制度を1年延長する(平成23年12月31日まで延長)
という内容です。
そして、次に閣議決定され、国土交通省の住宅エコポイント事務局で10月13日に発表となったのが、
「住宅エコポイントの対象拡充について」
です。
内容は以下の通りです。
<住宅エコポイントの対象拡充>
エコ住宅のリフォーム等に併せて設置する省エネ性能が優れた住宅システムの一体的導入を促進するため、住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシステム)、節水型便器、高断熱浴槽へポイント発行対象を拡充する。
詳細をA&Qでご説明します。
A:いつから?
Q:住宅エコポイントのポイント対象の拡充は、補正予算の成立が前提となります。予算成立後発表されます。
A:拡充される住宅設備はなんですか?
Q:住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシステム)、節水型便器、高断熱浴槽をポイント発行対象に追加する予定です。
なお、住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシステム)は、現在の制度でポイントの対象となる住宅の新築工事又はリフォーム工事と併せて設置する場合に対象となります。
また、節水型便器と高断熱浴槽は、現在の制度でポイントの対象となるリフォーム工事と併せて設置する場合のみ対象となります。
A:太陽光発電設備も住宅エコポイントの発行対象になりますか?
Q:太陽光発電設備設備は、住宅エコポイントの発行対象外です。
今回の拡充においても対象とはしていません。
A:節水型便器(トイレ)とはどんなものですか?
Q:節水型便器とは、少ない水量で洗浄できる便器をいいます。
対象となる節水型便器の基準については、現在未決定です。詳細が決まり次第住宅エコポイント事務局のホームページにて公表されます。
A:高断熱浴槽とはどんなものですか?
Q:高断熱浴槽とは、浴槽まわりを断熱する等断熱性能を向上させるための工夫がされており、かつ専用のふろふたなどがセットになった浴槽をいいます。
対象となる高断熱浴槽の基準については、現在検討中です。詳細が決まり次第住宅エコポイント事務局のホームページにて公表します。
A:発行されるポイント数は?
Q:・住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシステム)
・節水型便器
・高断熱浴槽
それぞれ2万ポイントを予定してます。
以上が、国土交通省HPから調べた内容です。
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