建築士カトーのヒトリゴト

うれしい話と悲しい話

うれしい出来事

 昨日、社長宛に半年前に引き渡したお施主さんから
「半年住んで、やっぱり本当に良い建物だと感じ
感謝している」という内容の、お礼の手紙を頂きました。

敷地面積21.7坪の狭い敷地に、45.9坪の3階建て重量鉄骨
住宅を設計と施工をしました。

「無駄の無い間取りと外観の風格は素晴らしいものが
あります」と手紙ではお褒め頂きました。

家づくりに携わる者として、本当にうれしいものです。

単純に無駄のない間取りということだけでなく
常日頃から、指導している
「時間が掛かっても、とことんお客様と打合せの時間を
持ち、出来るだけ提案し、出来るだけ知恵を付けさせる。
その先に、満足できる間取りが生み出される。」
という私の考え方。それが正しいんだと感じる出来事でした。


悲しい出来事

同じく昨日、図面が確認申請を出すばかりまで完成し、
お見積もりを提出してあったお客様から、お断りのお話し
がありました。提出した見積金額がご予算に合わず、
「他社に同じ内容で安く出来る業者さんがいるので」
という事でした。

私の部署では、本設計に入る前に、事前に本設計契約
というものを結んでいます。その後最終図面を作成しました。
その図面をおそらく内訳書を他社さんに渡したのだと
思われます。
(おそらくと言っておきます。)

しかも、設計契約しているにも係わらず、設計料の支払いも
拒否しています。

穿った見方をすると、始めから長期にわたり間取り
打合せを営業とさせておいて、最終図面を書かせる。
それの図面を元に安い業者を探す。
といった話だと思われます。

 20回にに及ぶ間取り打合せ、現地調査を、当然として
私達は毎回行ってます。
今では、他社さんではここまで行わないだろう
満足行くまで行う間取り打合せと
外観デザインの完成度が私達の特徴となってます。

私はいつもスタッフに誠意を全面的に出し、お客様が
喜んで頂けるような心温まる対応をするよう指導してます。
しかし、その当たりを利用する、まるで裏切られたような
感じの対応をされるお客様が時々いらっしゃいます。
悲しい事です。

このようなことが起きるのも、給食費を平気で払わないで
ラッキーと考えてしまう方が多くなった今の時代だと
言えばそれまでですが、めげずに厚い対応をしていきたいと
思います。

TV番組でも騙されるようなお人好しな人が、見る者に
癒しを感じさせ好感をもたれます。
騙されては困るけれど、ああいう人っていいなと思う
もでのは無いでしょうか。

私はいつもこの年になっても、
人生は正しい事を真っ直ぐに進みたい、
そして人から「いい人」と言われるような人になりたい
と思ってます。
気取らず、おごらず。
なかなか難しいですのですが、心構えは間違っていないと
考えています。

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コメント(1)

悲しいことですね。 人を恫喝して、自分が得する。 そんな人が、他面ではいい人面をしている ことがたまらなく悲しいですね。 私達も知らないところで、悲しい事を しないよいに気をつけないといけません。 車の窓からガムの包み紙捨てたり たばこの吸い殻を側溝の蓋の隙間から 排水に流したり、 信号待ちで左折すのに、左側の敷地を ショートカットするして信号避けたり ガソリンスタンドでありがとうって 言えなかったり 気をつけましょう。

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