建築士カトーのヒトリゴト

ダイハード4.0

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22日金曜日、掛川市中心部で建築中だった、事務所ビルの引渡しが無事終わりました。

私の町、掛川市の物件だけに、特に気になる物件でした。設計期間が短い事務所ビルでしたが、案外いい感じの外観に仕上がりました。
お客様のご希望と予算、それを合わせるのが一番大変でした。

お金を掛ければいいものは出来ます。しかし、貸事務所となると採算が大事になります。お客様のご予算と、ご希望。かけ離れてしまうことがよくある話です。
しかし、話し合い、その都度丁寧に説明し、経験を元に概算を提示しながら、最終的に予算にあった物件を設計することができる。それが正しい設計者の力だと思います。

意外とその力がない設計者が多いものです。

施主のいいなりに設計を進め、施主に予算通りに設計していると勘違いさせる設計者。

施主の希望では無いところで、自分のマスターベーションに走り、施主予算とかけ離れた物件に仕上げてしまう設計者。
このような設計者に当たると、お施主さんは大いに迷惑なことです。迷惑では済まない、大金に流出という事態にもなりかねません。

今、家を建てようと考えている方で、設計を設計の先生(設計事務所)に出し、施工のみを工務店に出そうと考えている方は、ご予算に余裕のある方がされる手法と考えて頂きたいと私は思っています。
(中には違う建築士の方もいますと、誤解の無いように付け加えておきます。)

設計を設計事務所の建築士に頼む場合と、設計施工で頼む場合の、それぞれのメリット、デメリットをいつかお話しようと思っています。

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23日土曜日は午後から家内と映画を見に行ってきました。

ダイハード4.0

レン・ワイズマン監督、主演と製作をブルース・ウィリスが手がけるあのダイハードシリーズ第4作目。

まぁ、派手なアクション

家内曰く「ジョン・マクレーンは4回は死んでるよね。」

確かに、ビルから落ちる。EVピットに落ちる。車から飛び降りる。最後はジェット戦闘機から飛び降りる。それでもまた走り出す。挙げ句の果てに、自分で自分を撃ち貫通させて背後の敵を倒す、それでも死なない。まさに不死身。それがいいだよね。

ジョン。マクレーンが銃を構え、左目で敵を狙うポーズが私は大変好きです。マクレーン警部というより、毎映画で見せるブルース・ウィリスのかっこいい決まりポーズです。

先週の「パイレーツ」より、加藤さんの満足度は上でした。ちなみに長沢まさみの「その時は彼によろしく」も良かったですよ。

ダイハード4.jpg
この女性、日本でも少しおなじみの「マギー・Q」良かったね

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友人に聞いた話ですが。
設計事務所の先生に自宅の設計をお願いしたそうです。希望事項をお話して40坪ぐらいかな、と思っていたのですが出てきた提案図面は55坪、予算オーバーは見え見えでした。その事も伝えて変更してもらえるようにお願いしたのですが、変わったのは部屋が小さくなっただけで先生のこだわり部分はほとんど削ってもらえませんでした。とにかく見積もりをしてもらうとやはり予算を大きくオーバー。振り出しに戻ることになってしまいました。先生との関係も微妙になり、結局100万円以上の設計費を払って手元に残ったのは建てるつもりもないボツ図面だけでした。設計の先生を選ぶのも大変ですね。

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