建築士カトーのヒトリゴト

家づくりの雑談(1)

昨日は本当に暑かったですね。
我が家の花もグッタリでした。
いつも朝6時過ぎには水まきするんですが、日曜日で朝ゆっくり起き、新聞読んで10時頃庭に出てみると春に盛りの花は夏には弱く、グッタリしている花がいくつもありびっくり(笑)、すぐに水をあげました。
今日の我が家の花「ロベリア」
暑さ、寒さの弱い花です。ボール状に沢山の花を付けます。種から育てるのが良いと本にはありますが、芽がか弱いので植え替えで私は失敗してしまいます。今あるのはポット買いの物です。

花H19.5.23 004ロベリア.JPG
ロベリア

 さて、今日は家づくりの雑談をしたいと思います。

家づくりの雑談(1)

最近では、皆さんは家づくりに何を望んでいるのでしょうか?立場柄アンテナを高く立てているのですが、多種多様の時代で区分けするには難しい時代に成っています。

インターネットという手段が普及した為、情報過多の中で、家を建てる人々も、情報という渦の中で漂っているかのようです。

家づくりの各工法も良いと言う人、悪いという人、必ず両意見があります。地震対策にはツーバイが良い、ツーバイでなくてはダメ、重量鉄骨でないと心配、在来木造は地震には弱いと言う人、全然問題ないと言う人、
外断熱が良くて、内断熱が悪いと言う人、その逆の人、
IHヒーターが良くて、ガスコンロが悪いという人、その逆の人、
等々、まさに膨大なそして相対する意見があります。

(ちなみに、なかけんハウジングでは免震住宅は「まもるくん」、重量鉄骨住宅は「どっしりくん」、在来木造住宅は「かをるくん」、健康住宅は「やすらぎ」、杉と塗り壁の家が「こもれび」があります)
(ちょっと宣伝、笑)

そこには、必ず良いところと裏腹に悪いとされる点が存在するのです。しかし、それは悪いと点と言ってしまっていいのでしょうか。
その人、その人で違って来るはずです。

私がお客様とお話ししていて最も困るのは、家を建てる人それぞれ置かれている状況が違い、それよって良い悪いの判断が各人で違っているということです
みなさん今、客観的にこのブログを読んでいる場面では「そうだろうな」と理解していただけると思います。

お金のある方の判断と、無い方の判断
アレルギーがある方の判断と、無い方の判断
自分達夫婦の家を考えている人の考え方と、二世帯住宅を考えている方の考え方

みなさんそれぞれ自分の置かれている状況で、良いと考えるポイントと悪いと考えるポイントが違ってくるのです。

しかし、いざ家をつくる当事者となると、自分が良いと考えていること、良いと判断していることが、当たり前のことで、「世の中の常識でしょ」というようにお話しされれる方が本当に多いのです。(その常識、私から見て少し偏っている常識と思うのですが)

ですから、私は最初に出会ってからしばらくは聞き役徹することにしています。この方の判断基準はどこにあるのか、どこが判断のポイントに成っているのか、それを知るために、家族構成や、収入はもちろん、性格や体調、家へのあこがれがどこにあるのか、等々を聞き出す、感じ取ることに努力するのです。結構時間を掛けて肌で感じるまでお話しを聞きます。

ただし、時々、ダメなことはダメ、良くないことは良くないとほんの一部に私の意見を言って来ます。(聞くだけなく、考え方をしっかり持った人だなと印象付ける為に)
その先に信頼関係が出来たとき、本当の家づくりができると思ってます。

ひとつ付け加えると、世の中あふれる情報に振り回されて、間違った情報をもとに、私達がお叱りを受けることがあります。
施主いわく:「会社の同僚が言ってました」、私:(えっ?同僚はどこで得た情報なの、プロの話より同僚の話の方が正しいの?)
施主いわく:「インターネットの出てました」、私:(調べると、えっ?素人のブログの家づくり体験記の話を信じて、私の話は嘘付いているになっちゃうの?)
などが良くあるんです。(笑い話みたいですね)

是非冷静な目で無数にある情報を正しく判断して頂きたいと思います。

しかし、私がそのお客さんの信頼をまだ得ていないことが、一番いけないことなんですよね。
まだまだ勉強、勉強です。

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