建築士カトーのヒトリゴト

能登半島地震視察(3)

能登半島地震視察

和倉温泉街から北へ海岸線に沿って北上すると、屋根に被害が
ある住宅が散見されるように成ってきました。

穴水町

穴水町の商店街に入って被害家屋がいきなり多数、
目に飛び込んできました。

穴水町中心街 被害1.JPG
立入禁止のテープが連続して張られています。

穴水町中心街 被害1.JPG
家の中に筋交いが殆ど確認出来ません

昔ながらの商店街は、間口3間(5.4m)くらいのお店が並び、
殆どの店が判で押したように開口全てがサッシ。
壁は全く無く、開放的な造りに成っていました。

そこに、被害が集中していました。
明らかに筋交い不足。または見る限り、筋交いが全くないお宅があるように
見えました。

現在の住宅は4寸柱が主流で法的には3.5寸以上と
決められています。
壁が無い昔の家は6寸くらいの柱で、壁の無いことをカバー
している造りが多いですが、カバー出来ないで被害を
出している感じがしました。

また、明らかに金物が不足していることも原因であると
思われました。

穴水町には3月25日当日から応急危険度判定士が入った
ように聞いています。
(私も阪神震災以前から持ってますが)
被害のあった家の危険度を見て回り、「調査済み」
「要危険」 「危険」と3段階に区分けしていきます。

これは基本的に、全壊、半壊という意味とは異なります。

危険」は
(建物の傾斜が1/20を越えるなど、倒壊の恐れがあり
立ち入るには危険)

要危険」は
(建物の傾斜が1/60以上1/20以下などで、必要な場合に限り
立ち入ることが可能。適切な補強ににより居住が可能
となる)

調査済み」は
(建物の傾斜が1/60未満など、特別な補強が無くても使用可)
という意味です。

たとえば、被害が少なくても、隣の家が倒れてきて
被害が大きくなりそこにいると危ない場合は
「危険」と判定されます。

下の写真のように張り紙がされます。

穴水町中心街調査済.JPG

穴水町中心街 要注意.JPG

穴水町中心街 要注意.JPG
このように各家に張り出されます。


穴水町中心街 残った商店街.JPG
被害が免れた家

被害を免れた家も数多くあります。
というより、もちろん免れた家の方が多いのです。

被害を出した家の原因、造りについての意見は
最終で述べたいと思います。

(4)に続く

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