『断熱材の品薄が広がる波紋』
断熱材不足がいよいよさらに悪化しています。
グラスウール不足から今では、板材系断熱材(発泡スチロール、スタイロフォーム、ウレタンフォーム)の全てで不足が生じています。
スタイロホームは受注を受け付けていません。
代替え仕様として、各社検討し始めた、吹きつけ系断熱工法も
12月10日ころ依頼しましたが、納期「1月中にはなんとか」という話が、その4日から5日過ぎに、「2月中にはなんとか・・」に早変わりです。
いつまで続く品薄状態。
新聞報道では、4月までこの状態が続くとされています。
9月末の注文した16kg/m3-100mmグラスウールは現在でも入荷してきていません。
各方面から調達して、その工事にあて、急場をしのいできましたが、その材料は宙に浮いた状態です。
11月初めに別建材店に注文した5棟の断熱材は、同材断熱材納期の予定がつかない状態が続いています。
12月上旬、建材店の助言で、高額にはなりますが、旭ファイバーグラスのクリアNEXTという材料に変更しても、24kg/m3でもいいと、卸店に注文の内容を緩和してお願いしました。
今週、1月になると、1棟分だけ納入るという話が入ってきました。
「えっ、たった1棟分?」
と思わず漏らしてしまいました。
しかし、断熱材メーカーと年間契約をしている大手ハウスメーカーには被害が及んでいない不公平が発生しています。
断熱材にハウスメーカーの社名が刷り込まれた製品の生産を優先している実態があるようです。
事実、業者さんの話によると、浜松市内の大手ハウスメーカーさん工事現場では、社名が印刷された断熱材が期日に通常通り、建材店から潤沢に納入されてきているそうです。
メーカーの下請け工務店が自社物件に分けてもらっている話も出ています。
いよいよ受注段階で、工期の変更、着工の変更をお願いする事態になってきました。
本当に深刻な状態です。
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